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以前はシャワーを浴びているときしか歌わない人だった私は、単に社交の場を求めてMusic Together に通うママでした。ほとんど知り合いのいない地域に暮らしていたので、当時1歳の娘リリーには楽しく、私には友達作りの場を与えてくれるような所はないかと探していました。Music Together のクラスは、そんな場所を提供してくれたのです。クラスはリリーにとって楽しい上に、そこには一緒にランチするお友達を欲しがっている新米ママたちがいました。まさに、私が必要としていたものがあったのです!
音楽教室に通う上で、私が唯一心配していたのは、自分がソロで歌わなくてはならないのではないか、ということでした。幸いにも、Music Together は、くつろいだ、協力的な雰囲気で、歌を歌いさえすれば、声の良し悪しなどは問題ではありませんでした。
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リリーと私は9週間のコースを存分に楽しみました。クラスは毎回、子どもたち一人一人の名前を呼ぶハローソングで始まりました。リリーと私は、リリーの名前が歌われるのを聞くのが大好きでした。次に、歌やチャンツを歌いながら、子どもをひざの上で弾ませました。それから立ち上がって、跳んだり、くるくる回ったり、くねくねしたりしながら、部屋中を動き回りました。もう一度床に座り、スティックでトントン、ドンドンたたいたり、色とりどりの卵形マラカスを振ったり、赤い共鳴ベルを鳴らしたりしました。
クラスの始めから終わりまで、私たちは体と声を使って音楽を奏でました。リリーは好きなときに自由に参加していました。私の膝の上に座っているだけでも、窓の外を見ていても、室内をうろうろ歩いていてもよかったのです。私がしなければならないのは、先生の指示に従うことと、クラスを楽しむことだけでした。やれやれ!一度もソロで歌わずにすみました!45分間はあっという間に過ぎていきました。もう、終わりのララバイ(子守唄)とグッバイソングの時間なの、と思うほどでした。
クラスの後は、新しくできたお友達とランチに行きました。(歌って踊って動き回ると、お腹が空くのです!)先生は、よく、子どもを音楽に触れさせることの効果について、また、私たちの子どもたちの音楽性がどのように発達しているかについて、話してくださいました。このようなお話はとても興味深かったのですが、私は実生活での効果の方に、より感心させられました。たとえば、MTの歌のCDをかけると、ドライブが楽になるのです。MTの歌を歌うと、リリーは大抵そちらに気を取られて、自分がチャイルドシートに座らされていることを忘れてしまう、ということがわかりました! MTの音楽をかけているかぎり、車でどこへでも出かけることができました。実は、私自身もリリーと同じくらい音楽を楽しんでいることに気づきました。時々、自分ひとりでドライブしているときでも、MTの歌を口ずさんでいました。おおむね、Music Together は、とても楽しかったです。

Music Together の先生から、MTの効果についていろいろ聞いていたにもかかわらず、私がMTで経験したことの底力と豊かさを本当に評価するようになったのは、日本に戻ってきた後のことでした。
12月半ばに、名古屋に帰って来ました。引越しに伴う移動や荷造り、荷解きに追われて、Music Together のCDをかけることなど考えてもいませんでした。が、とうとう、1月のある日、MTで最後にレッスンを受けてから5週間ほど過ぎた頃、リリーにCDをかけてあげました。落ち葉のチャンツがかかると、リリーがクラスで習った通りのジェスチャーを始めました。びっくりしました。リリーはレッスン中にこのジェスチャーを一度もしたことがなかったからです。なぜ今になってできるのかしら?リリーはまだたった16ヶ月だし、最後にレッスンを受けたのは何週間も前のことなのに。あの時ですらできなかったことを、どうして覚えているのかしら?私は、そのとき初めて気づいたのです。MTでの経験は、楽しみ以上のものだったことに。すごい!
お母様の声
| 娘には兄姉がいるため日頃充分に接してやれませんでしたが、MTの教室では手をつないだり、だっこしたりとスキンシップをいっぱい取る事ができました。私自身も普段この子だけの相手をしてやることが難しいため、このMusic Together でのふれあいの時間はとても意味深いものでした。親も子ものびのびとリラックスして参加できたのは”みんなと同じ表現の仕方でなくてよい”という受け入 れがあったおかげだと思います。 |

私はすぐさま名古屋の友人たちに電話して、私たちが参加できる音楽教室はないか聞きました。けれど、2000年当時、そんな年少の子どものための教室は皆無でした。
リリーが2歳になり、やっと「リトミック」教室に入れる年齢に達しました。私たちは積極的にいくつかの教室を体験してみましたが、残念ながら、がっかりさせられました。レッスンは、あまりにもパターン化されていたり、自由だったりしました。母親が参加するよう勧められることはなく、関わることを期待されてもいませんでした。子どもの数も多すぎました。その上、音楽は単純すぎて、まあ、幼稚でした。MTのように、家に持ち帰って聴ける音楽教材もありませんでした。週1回聞くだけで、どうして歌を覚えることができるでしょう?
私は不満でした。リリーにとって幸運なことには、私たちはアメリカで夏を過ごしたので、その間はMTのクラスに通うことができました。けれど、それでも私は、リリーが大切な時期に大きなチャンスを逃しているのではないか、と感じていました。
その頃私はすでに、幼児の頭脳がいかに素晴らしいパワーを持っているかを目の当たりにしていました。リリーはコミュニケーションの手段として、英語と日本語に加えてジェスチャーも使っていました。私たちは、手遅れになる前に、リリーが持って生まれた天性の音楽的才能を伸ばしてやりたいと考えていました。リリーは2歳で、遊びを通して学ぶだけでした。このままでは、リリーの耳を訓練するのはどんどん難しくなっていくでしょう。リリーが何か楽器を習いたいと思ったとき、しっかりした基礎があれば、ずっと楽になるでしょう。私自身がギターで苦労したからわかるのです。私は10歳でレッスンを受け始めましたが、音感が発達していなかったために、ギターを弾くのは大変で、結局はやめてしまいました。

リリーに、そして他の子どもたちやママたちにも、MTを経験させてあげたい、という思いが、私に歌う勇気を与えてくれました。2001年の夏、私はカリフォルニア州ニューポート・ビーチでMTの研修を受けました。これは大変なチャレンジでした。他の研修生たちは非常に才能のある人たちで、私は萎縮してしまいました。大変なところに来てしまった、と感じましたし、事実、大変なところだったのです。アメリカの有名音楽学校で勉強した人たちもいれば、自分のCDを出したことのあるプロ歌手たちもいました。ブロードウエーに出たことのある女性まで!私は、わが子に夢を抱く、ただのママでした。けれど、私はMTの力を信じていましたし、リリーのためにがんばらなくては、と思っていました。

無事研修を終えた私は、新藤(兼松)三佳さんを採用して、研修を受けてもらい、私と共同で教えてもらうことになりました。三佳さんは Music Together のMusicそのものです。彼女なくしては、Music Together of Nagoya は生まれなかったでしょう。三佳さんには、たいへん感謝しています。もう一人、私のヴォーカルの先生である石田園美さんにも、感謝の気持ちでいっぱいです。園美さんの熟練した親切な指導なくしては、私は自信を持って歌うことができなかったでしょう。また、MTのプログラムに大いに熱意を示してくださった第1期のクラスのママたちにお礼を申し上げます。実際、毎週クラスに通って私たちと一緒に歌ったり、お友達やご近所の人を連れてきてくださる、すべてのママたちと子どもたちに感謝しています。Music Together は口コミだけで大きくなりました。ママたち、ありがとう!そして、クラス増設に協力し、年間を通してMTの運営を支えてくださる講師のみなさん、特に、素晴らしい技能とMTに対する熱い情熱を持った箕浦恭代さん、ありがとう。
ここ名古屋で教室を開設したのは、2001年10月でした。2002年12月に次女のミラが生まれて、MTを続けるもう一つの大きな理由ができました。次女誕生の喜びを世界各地のママや子どもたちと分かち合い、多くの皆さんから祝福していただいたのです。Music Together of Nagoya がさらに発展を続け、より多くのママたちや子どもたちのお役に立つことを願っています。私たちの家族が体験したように。
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